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ハウス熱源 >キュウリ栽培指針 [平成26年7月版]
平成26年7月版のセイショー式農法キュウリ栽培指針です。
『』付が資材名を示します。
資材の量等は、10アール当り基準です。
収量目標は、10アール当たり40トンを目指すもの。
解説については コチラ を参照ください。
尚、平成25年との違いを 赤字 で記載していますが、大きなところとしては、以下の通り。
・資材数を減らし、施肥量を多めに。
セイショー式農法キュウリ栽培指針 [平成26年7月版]
①キュウリ栽培残渣は通路に入れる。
②『キラエース』10袋散布。
③『若葉の里2号』 40L を均一に散布。
・線虫が多発の場合、『P208』を10袋施用し、耕起。水分目安は50~60%。
7日間保ち、ガス化を図る。
・水を入れ、30日間湛水状態で保持。(10日後、1度落水してガス抜き)
・畑地の圃場は一度、湛水状態にすることが重要。
※ビニールで覆って作土を高温処理すれば、さらに効果大。
※酸 と 菌 と 水 の作用により、土中に金棒が1~2m挿入可。
⇒参考ブログ:深耕のパフォーマンス
※作土のpHが5.5以下になることにより、線虫雑菌等の繁殖を防ぐ。
さらに雑草の発芽も抑える。
~以上の効果により、排水が良好となり深耕は不要だが、菌の増加のため、定植まで数回耕起~
(ちなみに『若葉の里2号』20Lは堆肥10tと等価。)
④地温を20~22℃に保つため、蔵下に『キラエース』100袋、『セイショー式バーク堆肥』10m3を施用。
⑤定植前に蔵下にマイナス(≒酸素供給)資材を施用。
マイナス資材:『キラグリーン・5号』10袋,
『P208』 10袋,
『吉良有機』25袋 を施用。
(『P208』,『若葉の里2号』は施用せず。)
※マイナス資材を蔵下に入れることにより、定植後の発根を促す。
pHを弱酸性に保つことにより微量要素の吸収が高まり、力強い植物を作る。
さらに、有害菌を抑える作用もある。
⑥種処理 低温で発芽、5℃で20日間(積算100℃・日)浸水させる。
種子を『酵母エキス3号』500倍希釈液で24時間浸水することにより、
芽や根が太くなる。性格ができ、植物の個体が揃う。
※苗土はセイショー式培土(ミネラルが多い土)を使用。収穫量は、苗の性格で90%が決定してしまう。
⑦苗処理 苗鉢に『キラグリーン・5号』/『キラエース』をスプーン1杯施用。
『若葉の里1号』500倍希釈液を2~3回葉面散布。
※塩、病気、害虫に対する免疫を記録させる。
『酵母エキス3号』500倍希釈液 +『若葉の里2号』200倍希釈液混合を12時間、根から吸収させる。
※pH4.5の液を吸収させることによりバイラスを防ぐとともに、樹が利口になり、着花率が高まる。
※作土は水分50~60%で耕起し、絶対練ってはいけない。定植床はたっぷり水分補給してから植付。
⑧定植 苗は高根としてマルチはなるべく避けたい。
定植後20日間は手潅水で、水はたっぷり散水する。
※光線が土に当たることにより、有効土壌菌の繁殖が高まる。表層が乾くため根が深く入り、
将来、水を多用した時、ハウス内湿度を良好に保ち易い。
⑨定植後、直ちに『若葉の里1号』5L を1000~1500倍に希釈して潅注。
⑩茎の処理 茎に『若葉の里1号』500倍希釈液を2~3回散布。
※茎の地際の腐敗を防ぐため。
⑪根張り 第1着花は取り、摘心するまでは、『酵母エキス3号』500倍希釈液を7日間毎に散布、
さらに水は控える。(ちなみに摘心までに、根域は決定する)
※『酵母エキス3号』について、葉形/葉色を抑えるには300倍希釈、伸ばすには800倍希釈液を使用。
⑫通常管理 ・葉面散布は、『若葉の里1号』500~1000倍希釈液。冬は濃く、夏は薄く。
冬基準で葉形/葉色を抑えるには300倍希釈、伸ばすには800倍希釈液を使用。
・浸透圧を上げ、水上げ改善のため、『酵母エキス3号』300~500倍希釈液を葉面散布。
・農薬について、アルカリ剤以外は可。薄めで使用のこと。頻度は毎週1回。
【重要】1度散布したら、定期的に最後まで散布すること。
特に初期に薬液を通常の倍使用(越冬害虫を防ぐため)。
※葉の水分について、通常では60~70%、下葉は30%以下となってしまうが、
『酵母エキス3号』により下葉まで水分含有を上げ、さらに光触媒の作用によって
葉面温度を下げ、炭酸同化作用能力を高める。
塩、微量要素を補うことにより、増収しても、樹勢の衰えを防ぐ効果がある。
⑬養液潅注 『若葉の里2号』3~5Lを月に2回
※pHを弱酸性に保ち、微量要素の吸収を促し、根の酸化を防ぎ、発根を助け、樹勢を保つ。
※発根を良くし、蘇生を助け、収穫を安定させる。
※『若葉の里2号』冬用は地温を上げる、同夏用は地温を下げる役目がある。
『アルファグリーン』3~5Lを月に2回
※発根を良くし、蘇生を助け、収穫を安定させる。
◆栄養生長型にするには⇒『アルファグリーン』3~5Lを潅注
樹勢が弱いときは連続して実施。低温期に夜温を上げると効果大。
⑭追肥 『キラグリーン・5号』2袋/『キラエース』5袋を通路に施用。
(目安は、1ヶ月1度、固形分が無くなったら)
※放線菌等有効菌によって灰色カビ等の病原菌を抑える。
通路に水分が多いと腐敗しやすい。水分の多いところは『P208』を3袋散布し、カリウムを補給。
通路の表面は、多くの被覆材を使用しない。
※EC、pH、水分、地温の急激な変化によって、細根が退化し、新たに細根が組成する。
よって、環境を急変しないよう心掛ける。
◎ハウス内は、午前中温度/湿度を保つ(植物は午前中、水上げが多く、光合成を活発に行うため)。
午後は換気をし、温度を下げる。基本的には、栽培環境を急変させない。
◎冬場の暖房は、加湿器の最低温度を決め、変化させない。
◎水管理の注意、潅水は基本的に、毎日少量(水分含有は60~70%)。
厳寒期は1日2度散水。地温を下げないこと。
※季節の変わり目は、細根が変わるので注意。秋→冬、冬→春、春→夏の3回は特に配慮すること。
春から夏にかけて水温上昇すると水に酸素が減る。通路に水が溜まらないよう配慮すること。
※肥料を多く施用するほど多く酸素が必要。(酸素供給資材を潅注によって施用すること)
※不耕起栽培には、作床を深くするため、『キラエース』30袋施用。定期的に、『若葉の里2号』を潅注。
問い合わせは コチラ まで。
⇒参考ブログ:栽培指針最新版
⇒参考ブログ:4月のSさんのキュウリハウス
⇒参考ブログ:指導の様子? ~ キュウリ農家編
⇒参考ブログ:実際、どうなの?キュウリ農家編
⇒参考ブログ:冬越え用のキュウリハウス状況
⇒参考ブログ:冬越え用のハウスの見学
⇒参考ブログ:③1度湛水状態に、、ついての補足
⇒参考ブログ:栽培指針に読み取れる、想い
⇒参考ブログ:成功事例なん? ~ 神谷さん指導のキュウリ栽培 その1
⇒参考ブログ:たぶん7本仕立てってことね
⇒参考ブログ:周年収穫できるけど、8月は休み?
⇒参考ブログ:キュウリ農家Sさんのハウスを見学
⇒参考ブログ:プロのキュウリ農家のスゴさ
⇒参考ブログ:ある日ある時のキュウリ名人
⇒参考ブログ:キュウリのハウス栽培で「年収1千万円」とは?
⇒参考ブログ:冬にキュウリの塩麹漬
キュウリ農家さんの指導に行かれた際に撮られたモノでしょうか?
植苗後、マルチ掛ける前に追肥されています。
◆関連ページ:ハウス熱源
◆関連ページ:土がホカホカになる理由
◆関連ページ:ハウス土耕栽培のメリット
◆関連ページ:トマトのハウス栽培実績比較
◆関連ページ:キュウリ栽培指針 [平成28年7月版]
◆関連ページ:キュウリ栽培指針 [平成27年7月版]
◆関連ページ:キュウリ栽培指針 [平成26年7月版]
◆関連ページ:キュウリ栽培指針 [平成25年7月版]
◆関連ページ:キュウリ栽培指針 [お試し版]
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