"キラエース"雑草抑制実験の結果/考察 |
各実験区域の1平方メートル当りの 草丈1cm以上の草の本数を数えました。 それで、キラエースで雑草抑制度合いを ちょっと整理してみました。 左にグラフを示します。 A:パッと見た吉良商店敷地の畑 B:建物北側にある花壇(実験2) C:イトコ庭のキラエース有の畝(実験3) D:イトコ庭のキラエース無の畝(実験3) E:C,Dより200m南の畑 今のところ、キラエース施肥すると 「雑草が減る」ことは確認できました。 |
先のグラフ結果に至った条件を 整理してみました。 キラエース施肥で雑草減るのは 嬉しいですが、 キラエース有無(C,D)だけでの 比較を見ると、大差ないです。 ってことは、耕起数が多いと 雑草が生えにくいってこと? いやいや、早計で、 条件を見直す必要ありそうです。 今後、考察していきますが、下記の因子がありそう。 (因子が分かれば、対策も分かるかなぁという期待を込めて) ◆土質 バーク:Aでもバーク片を見たことがあり、Bと共通していそう? 鶏糞、有機肥料、石灰:これらが要因で草が生えやすく(栄養過多?)になっているのでは? 草の種:施肥前にどの程度含んでいるか? 保水状況:どの程度水分を含んでいるか? ◆場所 海抜:地域特性の切り口として挙げた。海抜により、電位が違うとか? 風通し:草の種を乗せた風に、どのくらい晒されるかどうか? ◆関わる人 意識:嫌な話だけど、微生物資材は使う人に依存するとか? もうそうなってくると検証のしようもない? 他にも、お気づきの点があればご 連絡 ください。 結果を見て、条件の中に理由を探すアプローチを採択。 大差ある、BとEで考える(Aは他所様のことなのでパス)。 Eは、風除けもなく、耕起回数も少ない。 雑草の種を含んだ風に晒されることが多く、 耕起されることで死滅する雑草も少ないからと考える。 (耕起回数多いと雑草が少ない結果なので、微視的な耕起による増える雑草は無視する) BとC,Dもこの説明で良いだろう。 また、神谷さんに「バークは雑草と関係ねぇ」言われたから、それを信じる。 問題は、CとDだ。 キラエースを施肥した方が、雑草が多い結果となった。 もう一度、キラエースの雑草除け作用の復習だ。 キラエースの酸は、植物の種の胚芽を溶かし、不稔化するという。 (農作物の中でも、ニンジンなど、タネが小さいもの、 酸に弱いものは、酸で溶かされてしまうので要注意。 あまりに発芽しないのなら、蒔き直しが必要かも。。) そして胚芽に当らなかったキラエースは、肥料として働くのだ。 だから、そこそこ雑草の胚芽に当ったけど、肥料として働いちゃった部分もあり、 C,Dは微差で肥料として働いた分が多くなった、というところだろうか。 とすれば、今後の施策としては、 キラエースを大量に撒く か、 耕起回数を増やすことになる。 累積では大量に撒いていることにもなるから、 耕起回数を増やすことで対応していくかねぇ。 ⇒参考ブログ:雑草抑制相談できた ⇒参考ブログ:雑草アレコレ ⇒参考ブログ:除草策 以下、身近な実験例を載せます。 PJ11)2024年度栽培体験(in栽培勉強会) PJ10)2023年度栽培体験(in月例会) PJ9)2022年度月例会メンバーによる畑での演習 PJ8)連障(連作障害)を連勝に変えれるか実験!(連作障害抑制実験) PJ7)学びの会 実践その2"T市の畑" PJ6)学びの会 実践その1"K町の畑" PJ5)"庭先農ホウレンソウ(仮称)"楽勝かいや? PJ4)"キラエース"雑草抑制実験の結果/考察 PJ3)謎解きはディナーのあとで&近所の人("キラエース"を用いた草抑制実験) PJ2)"キラエース"を用いた粘土質改良&草抑制実験 PJ1)"バーク堆肥"を用いた砂場緑化実験 |